SRF無線プラットフォームの通信規格に準拠する最初の製品群を認定。製造現場において様々な用途として混在して利用される多様な無線システムの安定化に向けて大きく前進。
複数の無線システムが共存する工場内での無線の利活用には、無線システム間の干渉による通信の不安定化や設備稼働への影響という大きな課題があります。フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)は、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現するSRF無線プラットフォームの規格策定と標準化および普及促進を通じ、製造現場のIoT化の進展に伴う新たな産業革命への期待に応えていきます。
小間番号 | W-77 |
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住所 | 〒1848795東京都小金井市貫井北町4-2-1国立研究開発法人情報通信研究機構 戦略的プログラムオフィス内 |
電話番号 | 0423277209 |
FAX | |
ホームページURL | https://www.ffp-a.org/jp-index.html |
企業動画URL |
製品・サービス
SRF無線プラットフォーム
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)は、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させるSRF無線プラットフォームの通信規格に準拠する製品を認定する認証プログラムを実施しています。このたびFFPAは、指定のテストサイトが行った適合性試験、相互接続性試験の結果をもとに、SRF無線プラットフォーム通信規格の技術仕様Ver.1.1に準拠した製品群を認定しました。認定した製品は、Field Manager、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorの4種です。詳細については、FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/certification/jp-index.html) をご覧ください。
認定した製品が普及することにより、製造現場に混在している多様な規格、世代、ベンダーの無線システムが共存及び協調でき、可視化や統合管理が可能となる仕組みが実現されます。無線通信を管理するコントローラは、認定されたマルチベンダーの無線機器を監視、制御することが可能となるため、ユーザーが安心して製造現場に無線通信システムを導入することが可能となります。
SRF無線プラットフォーム通信規格の最新技術仕様Ver. 2.0
製造現場での無線利用に対する期待の高まりを受け、より多くの製品に対してSRF無線プラットフォームの適用を検討していただくため、2022年5月に策定した最新のSRF無線プラットフォーム通信規格の技術仕様Ver.2.0を一般公開しました。技術仕様Ver.2.0では、技術仕様Ver.1.1との後方互換性を保ちながら、新規に5G Control for Frequency Control、5G Control for Multi-radio Integration Control、Multi-hop Controlの機能等を追加しました。技術仕様では、SRF無線プラットフォームのリファレンスアーキテクチャ、機能、機能ブロック間のメッセージ・パラメータ、代表的なシーケンスダイアグラム、データフレームを規定しています。FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/document/jp-index.html) からダウンロードできますので、ご活用ください。