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2023年5月25日 (木) 13:30 ~ 14:10K2-4WJWTP基調講演会場(会議棟)

デジタルツインを活用した無線通信の最新動向

◆講演の見どころ
・無線通信/レーダーへのAI/デジタルツイン技術の活用法
・MBD(モデルベースデザイン)/シミュレーションを活用した通信/レーダーシステム開発
・品質の向上/コストダウンが実現可能な開発環境

◆概要
近年の無線通信/レーダーは多機能化が進み、通信/レーダーシステムも複雑化が進んでいるため、開発前の性能の見積は今まで以上に困難になっています。またこの分野でのAI技術の応用は性能の向上が見込まれますが、学習用のデータが極端に少ないとも言われています。
通信/レーダーシステムをモデル化し、デジタルツインの技術を活用することにより、学習用データの増強が可能と考えられています。また各コンポーネントの開発を行う段階でシステム全体の性能の評価が出来るため、通信/レーダーシステム全体の開発効率向上に貢献します。
本講演では自動車業界ではすでに一般的に利用されているMBD(モデルベースデザイン)を通信/レーダーシステム開発に適用し、シミュレーションによる性能評価を行う事で、品質の向上と同時にコストダウンも実現可能な開発環境をご紹介します。
MathWorks Japan
シニアアプリケーションエンジニア
田中 明美 氏
セルラーシステム基地局向けLSI/FPGA開発に従事。無線通信向けプロトタイプハードウェアのエンジニアを経て、2009年より現職。ローカル5G、Bluetooth、衛星通信などの通信システムを中心に、信号処理、画像処理、およびHDLの実装の支援を行う。また、電子情報通信学会/スマート無線研究会(SR)の幹事団としても活動。