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基調講演・特別講演 5月25日 (木)
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10:30 | 10:30 ~ 11:10K2-1 Improving Society with Innovation!~Beyond 5G/6G時代に向けて~NEC Corporate EVP 兼 テレコムサービスビジネスユニット長木内 道男 氏 | |
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12:30 | 12:30 ~ 13:10K2-3 5G/Beyond 5G時代の社会経済システム東京大学 大学院経済学研究科・経済学部 教授柳川 範之 氏 | |
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基調講演・特別講演 5月25日 (木)
2023年5月25日 (木) 10:30 ~ 11:10K2-1基調講演会場(会議棟)
Improving Society with Innovation!~Beyond 5G/6G時代に向けて~
激変する社会情勢を背景に、NECが考え、目指すBeyond 5G/6G時代の未来社会像と産業の変化についてお話するとともに、人々が豊かに暮らす社会の実現に向けてNECが提供する「価値」と我々の活動、そして変化について紹介いたします。
NEC
Corporate EVP 兼 テレコムサービスビジネスユニット長木内 道男 氏
1989年 NEC入社。入社後は電子交換機のソフトウェア開発やルータ開発に従事し、2015年に日本電気通信システムに出向、共通プラットフォーム開発の責任者を担当。2016年にNECに復帰し、キャリアサービス事業部にてNFVの開発をリードし、通信事業者向け仮想化モバイルコアネットワークソリューションを世界で初めて展開(発売)。2019年にモバイルコアのソフトウェア、OSS/BSS開発を統括し、2021年に執行役員としてネットワークインフラ事業全体をリード。2023年にCorporate EVP 兼 テレコムサービスビジネスユニット長に就任。
2023年5月25日 (木) 11:30 ~ 12:10K2-2基調講演会場(会議棟)
Beyond 5G/6G時代のプラットフォーム
現在、Beyond 5G/6G時代における様々な利用モデルが検討されている。この各種利用モデルは、ICTを利用した共通基盤”プラットフォーム”で運用されることになる。この”プラットフォーム”は、5Gシステムに代表される公衆系無線通信システムと自営系無線通信システムの適切な利用・発展が成功の鍵の一つになる。しかし、この”プラットフォーム”は無線通信の技術動向だけでなく様々な無線技術以外の技術動向、現在までの通信における標準化、実用化の成功例、失敗例を踏まえて展望することが必要である。本講演では、Beyond 5G/6G時代におけるプラットフォームに関して現在までの研究成果、各種動向を踏まえ展望を行う。
国立大学法人京都大学
大学院情報学研究科教授原田 博司 氏
平成7年 郵政省通信総合研究所(現 独立行政法人 情報通信研究機構(NICT))入所.以来移動通信技術,ソフトウェア無線技術,コグニティブ無線技術,ワイヤレスIoTの研究、開発、標準化に従事.米国ソフトウェア無線(SDR)フォーラム理事,米国Wi-SUNアライアンス理事会共同議長,米国ホワイトスペースアライアンス及び英国ダイナミックスペクトラムアライアンス理事,米国IEEE Dyspan standards committee (1900)議長,IEEE1900.4,IEEE802.15.4g, IEEE802.15.4m, IEEE802.15.4aa, IEEE2857,及びTIA TR-51各標準化委員会副議長等の標準化活動に従事。平成26年より京都大学大学院情報学研究科教授.平成18年および30年 電子情報通信学会業績賞,平成21年同学会フェロー,平成26年文部科学大臣表彰 科学技術賞等受賞.
2023年5月25日 (木) 12:30 ~ 13:10K2-3基調講演会場(会議棟)
5G/Beyond 5G時代の社会経済システム
5G/Beyond 5Gは、単なる新しい情報技術ではなく、社会構造や経済構造が大きく変革していく原動力になる得ると考えられます。しかし、そのためには、いままでのビジネスモデルにとらわれず新しい発想でビジネス展開をしていくことが、求められるでしょう。この基調講演では、5G/Beyond 5Gだけではなく、大きな技術革新のうねりの中で、今後社会や経済はどのように変化していくのか、その方向性を議論します。そして、その中で情報通信技術が果たす役割、期待される役割について考えるとともに、それらを踏まえて、今後のビジネスモデルの方向性についても検討します。
東京大学
大学院経済学研究科・経済学部教授柳川 範之 氏
1993年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。慶応大学専任講師、東京大学助教授等を経て、2011年より現職。新しい資本主義実現会議有識者議員、内閣府経済財政諮問会議民間議員、東京大学不動産イノベーション研究センター長、一般社団法人スマートシティ・インスティテュート代表理事等。
2023年5月25日 (木) 13:30 ~ 14:10K2-4基調講演会場(会議棟)
デジタルツインを活用した無線通信の最新動向
◆講演の見どころ
・無線通信/レーダーへのAI/デジタルツイン技術の活用法
・MBD(モデルベースデザイン)/シミュレーションを活用した通信/レーダーシステム開発
・品質の向上/コストダウンが実現可能な開発環境
◆概要
近年の無線通信/レーダーは多機能化が進み、通信/レーダーシステムも複雑化が進んでいるため、開発前の性能の見積は今まで以上に困難になっています。またこの分野でのAI技術の応用は性能の向上が見込まれますが、学習用のデータが極端に少ないとも言われています。
通信/レーダーシステムをモデル化し、デジタルツインの技術を活用することにより、学習用データの増強が可能と考えられています。また各コンポーネントの開発を行う段階でシステム全体の性能の評価が出来るため、通信/レーダーシステム全体の開発効率向上に貢献します。
本講演では自動車業界ではすでに一般的に利用されているMBD(モデルベースデザイン)を通信/レーダーシステム開発に適用し、シミュレーションによる性能評価を行う事で、品質の向上と同時にコストダウンも実現可能な開発環境をご紹介します。
MathWorks Japan
シニアアプリケーションエンジニア田中 明美 氏
セルラーシステム基地局向けLSI/FPGA開発に従事。無線通信向けプロトタイプハードウェアのエンジニアを経て、2009年より現職。ローカル5G、Bluetooth、衛星通信などの通信システムを中心に、信号処理、画像処理、およびHDLの実装の支援を行う。また、電子情報通信学会/スマート無線研究会(SR)の幹事団としても活動。
2023年5月25日 (木) 14:30 ~ 15:10K2-5基調講演会場(会議棟)
5Gの進化が導く近未来社会のデジタル化
DXによる社会課題の解決に向けて今まで以上に5Gインフラ基盤の重要性が高まってきている。
5Gサービスも導入期から成長期/成熟期へとシフトしていく中で多岐にわたるニーズに応えるため、5Gインフラ基盤のさらなる高度化が求められる。
本講演ではソフトバンクの5Gインフラ基盤の高度化に向けた取り組みとその高度化したネットワークを活用したデジタルの社会実装の実現をDX事例を交えて紹介する。(仮)
ソフトバンク株式会社
常務執行役員 兼 CNO 関和 智弘 氏
1989年、鉄道通信株式会社に入社。2003年、ボーダフォン株式会社技術本部 Test & Integration部長。2007年、ソフトバンクモバイル株式会社サービスプラットフォーム統括部長。2016年、ソフトバンク株式会社コアネットワーク&デバイス技術本部 執行役員本部長。2020年、ソフトバンク常務執行役員 モバイルネットワーク本部 本部長。
2021年より常務執行役員 兼 CNOに就任し、現在に至る。
2021年より常務執行役員 兼 CNOに就任し、現在に至る。
2023年5月25日 (木) 15:30 ~ 16:10K2-6基調講演会場(会議棟)
Wellbeingな社会の実現に向けたドコモR&Dの挑戦
世界的なパンデミックや気候変動、地政学的な経済不安などから、現在の社会はVUCAの時代にあるといわれており、そのなかで企業は、DXに加え持続的な社会の実現に向けたGXやSXといったさらなる変革も求められている。
このような社会環境の中、近年の情報通信ネットワークは社会の重要インフラとしてレジリエンスが要求され、将来は業界を超えた社会基盤として大きな意味を持つようになっている。
5Gネットワークの高度化やBeyond5G/6Gに向けた次世代モバイルネットワークと”人間拡張基盤🄬”のような新たなユースケースの創出、社会の変革を支えるビッグデータやAI、XR、web3などの情報技術の高度化とこれらを活用したソリューション・サービスの実用化に向けた研究開発は欠かせない。
NTTグループや協創パートナーの先進技術をドコモグループのネットワークやサービスの技術アセットと融合させながら新たな価値創造に向けた研究開発を進め、IOWN構想の具現化に貢献し、新たな顧客感動の創出と203x年のWellbeing Societyの実現に向け挑戦するドコモR&Dの取組みを紹介する。
株式会社NTTドコモ
常務執行役員(CTO) R&Dイノベーション本部長谷 直樹 氏
1989年日本電信電話(株)入社。移動通信用交換機・サービス制御装置等の実用化開発、移動通信用ネットワークアーキテクチャ・通信制御方式の国際標準化、国際ローミングに関する技術交渉、国内外の研究開発連携等に従事。2011年7月より関西支社ネットワーク部長としてLTEネットワークの構築拡大・品質向上に従事。2014年6月よりM2Mビジネス部長、2015年7月よりIoTビジネス部長として、IoT事業の推進を担当。2020年6月より現職。
2023年5月25日 (木) 16:30 ~ 17:10K2-7基調講演会場(会議棟)
楽天モバイルの5G/B5G戦略と、海外への通信プラットフォーム展開について
楽天モバイルは、先進的な技術によりモバイルネットワークに変革を起こしてきました。5Gの先のBeyond 5Gも見据えた楽天モバイルのネットワーク技術開発の現状と、今後の展望についてご紹介します。また、海外の事業者へ通信プラットフォームを展開する子会社・楽天シンフォニーのサービスについてもご紹介します。
楽天モバイル株式会社
執行役員 副CTO 兼 モバイルネットワーク本部長竹下 紘 氏
2018年に楽天モバイル株式会社入社。4G、5G NSAサービス開始時のパケットコア導入およびローミング接続を担当。2020年11月よりモバイルネットワーク全体のサービス品質管理および容量設計、2021年8月よりRANおよびコアネットワークなどを含むモバイルネットワーク全体の開発統括。2023年5月より現職で、無線機開発、基地局エリア設計、ネットワーク全体のサービス統括を担当。
2023年5月25日 (木) 10:20 ~ 13:20S2-1特別講演会場
Flexible Society Project: 製造・物流・医療・インフラのDXを支える無線活用の最新動向
製造・物流・医療・インフラといった様々な分野でDXが進むにつれて、無線通信の活用への期待が高まるとともに、その安定性に対する懸念も増えています。この懸念を解消するため、各分野の機器ベンダ、無線機器ベンダ、通信キャリア、研究機関など22機関が共同してFlexible Society Project (FSPJ)を立ち上げ、無線通信要件の明確化や現場での無線環境の評価に取り組んでいます。
本講演セッションでは、FSPJのメンバーのうち国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、日本電気株式会社(NEC)、株式会社構造計画研究所(KKE)、株式会社国際電気通信基礎研究所(ATR)、国立大学法人東北大学、公立大学法人大阪 大阪公立大学、フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)、NTTコミュニケーションズ株式会社から9名が登壇し、無線活用の最新動向や無線安定化のための活動について発表します。
10:20-10:40 「製造・物流・医療・インフラのDXを支える無線活用の課題」
情報通信研究機構 板谷 聡子 氏
10:40-11:00 「組み込み向けSRF無線プラットフォームサービス」
NEC 合田 和史 氏
11:00-11:20 「実運用環境評価に向けた無線システムシミュレーションの高度化」
構造計画研究所 宮本 進生 氏
11:20-11:40 「通信環境のモニタリングに関する研究開発」
国際電気通信基礎研究所 玉井 森彦 氏
11:40-12:00 「スマートファクトリ用無線通信環境測定技術ースペクトラムモニターの適用展開ー」
東北大学 芝 隆司 氏
12:00-12:20 「スマートファクトリに向けたMACレベル到達時間保証技術」
大阪公立大学 戸出 英樹 氏
12:20-12:40 「製造現場で快適な無線通信を実現する通信規格SRFの社会展開」
フレキシブルファクトリーパートナーアライアンス 佐藤 慎一 氏
12:40-13:00 「低遅延/高信頼化等無線技術最新動向とNTTコムの取組紹介」
NTTコミュニケーションズ株式会社 太田 和彦 氏
13:00-13:20 「Flexible Society Project 公開資料のご紹介」
国立研究開発法人情報通信研究機構 山田 亮太 氏
NEC
テクノロジーサービスソフトウェア統括部主任合田 和史 氏
株式会社構造計画研究所
宮本 進生 氏
NTTコミュニケーションズ株式会社
太田 和彦 氏
2023年5月25日 (木) 14:00 ~ 16:30S2-2特別講演会場
NICTにおけるワイヤレス研究の最新動向
情報通信研究機構(NICT)では、Beyond 5G/6Gの実現に向けて、様々な無線通信技術・システムの研究開発に取り組んでいます。本セッションでは、WTP2023で出展する最新成果を中心に、研究開発ビジョンを始め、ローカル5G高度化技術、ドローンや海中ロボットのための無線技術、通信衛星・HAPS・船舶をつなぐ非地上系ネットワーク(NTN: Non Terrestrial Network)、さらにはワイヤレスエミュレータやB5Gモバイルテストベッドなどについて紹介します。(全10講演)
14:00-14:15 「ワイヤレスネットワーク研究センターのミッション&研究ビジョン」
現在、Beyond 5Gや6Gにおける情報通信技術の研究開発が推進されている中で、地上と宇宙をシームレスにつなぐ高度なワイヤレスネットワーク技術の実現が期待されています。5Gでは、高速大容量・超高信頼低遅延・超大量端末という3つの特徴がありますが、さらに将来的には空間的なネットワークのグローバルな拡張が必要とされ、非地上系ネットワーク(NTN)と呼ばれる移動体との通信の高度化が期待されています。本講演では、NICTにおけるワイヤレスネットワーク研究センターのミッションと研究ビジョンについての概要を紹介します。
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター 研究センター長
豊嶋 守生 氏
14:15-14:30 「5G/ローカル5G高度化のための無線拡張・検証技術」
Beyond 5G時代においては、無線通信の利用主体がヒトからモノへと移り、要件の多様化がますます進展すると考えられます。また、社会のあらゆる分野にサイバーフィジカル連携が浸透し、通信速度や容量の拡大、遅延の低減など、無線通信への要求もこれまで以上に高まります。そのような背景の中、ワイヤレスシステム研究室では、既存システムと共存する新たな電波利用の基盤技術開発や、モノ主体システムでの無線サービス大規模化に対応する設計・検証・評価基盤の確立を目指した研究開発に取り組んでいます。本講演では、特に5G/ローカル5Gの高度化に向けた研究開発について紹介します。
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室 室長
松村 武 氏
14:30-14:45 「空や海の次世代モビリティのための通信技術」
空を飛ぶクルマ、HAPSやドローン、海中ロボットやセンサ等、様々な場所での次世代モビリティの運用が期待されている。これらは、農業・工業・漁業・測量・監視など様々分野に応用が可能であると考えらえる。この中で、これらとつなぐ無線通信にも注目が高まっている。本研究室では空や海でのモビリティ通信技術の研究開発を行っており、それらについての紹介を行う。
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室 主任研究員
松田 隆志 氏
14:45-15:00 「NTNにおける統合ネットワーク制御技術」
Beyond 5Gに向けた研究開発においては、拡張性・広域性という観点から非地上系ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)が注目されている。NTNは、衛星、高高度通信プラットフォーム(HAPS)、ドローンなどの多様な通信プラットフォームを介して、海、空、宇宙などの異なる空間を相互につなぐシステムである。NTNを実現するためには、地上系との連接、時変の伝搬環境への対応、複数の衛星事業者の管理などが必要になる。本発表では、NTNの構築に向けたNICTの取組みとして、統合ネットワーク制御に関する研究開発状況と、今年度から始まった「経済安全保障重要技術育成プログラム/光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発・実証」で実施する内容を紹介する。
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター 宇宙通信システム研究室 研究員
阿部 侑真 氏
15:00-15:15 「移動プラットフォームとの高速光通信に向けたNICTの最新の進捗」
NICTは移動プラットフォームにおいて高速光通信技術を実用的なシナリオに導入する取り組みをリードしています。このセミナーでは、NICTが開発している多目的な端末の最新進捗状況を紹介し、孤立したP2PリンクからグローバルなB5Gネットワークまで、様々なシナリオで活用できることをご紹介する。
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター 宇宙通信システム研究室 研究員
カラスコ-カサド アルベルト 氏
15:15-15:30 「ポータブルSIP4D」
大規模かつ多様な自然災害発生時に,政府災害対策本部にて被災状況を迅速に把握し,それに基づいて府省庁や自治体等の公共団体や指定公共機関等が横断的に連携して災害対応にあたる必要がある.その際の情報収集・共有を行うシステムとして,基盤的防災情報流通ネットワーク(SIP4D)を活用することが防災基本計画に定められている.しかし,SIP4Dのシステムへはインターネット経由でアクセスする必要があるため,大規模災害時など通信インフラが被害を受けインターネットに接続できない環境下で活動する災害対応機関は,SIP4Dにアクセスができない課題があった.本稿では,大規模災害時において公衆通信網の途絶が発生したとしてもSIP4Dを用いた情報収集・閲覧・分析・情報の登録や共有を可能とする,ポータブルSIP4Dについて紹介する.
ネットワーク研究所 レジリエントICT研究センター サステナブルICTシステム研究室 主任研究員
大和田 泰伯 氏
15:30-15:45 「Beyond 5G等に期待されるテラヘルツ無線技術」
Beyound 5Gに用いる周波数帯としてテラヘルツ波への期待が高まっている。テラヘルツ波に最も期待される特長は、従来にない広い周波数帯域幅を用いて高速大容量通信が実現できる可能性だが、テラヘルツ波には特有の様々な特性があり、従来の無線技術とは異なる観点で無線システムを開発していくことが求められる。これを踏まえ、NICTでは、未開拓・未割当の周波数であり、Beyond 5Gモバイル通信システム等での利用が期待されるテラヘルツ波を、次世代の無線技術として利活用するための研究開発を実施している。NICTや共同研究における研究開発や標準化活動の内容をご紹介する。
Beyond5G研究開発推進ユニット テラヘルツ研究センター 副研究センター長
笠松 章史 氏
15:45-16:00 「未来のシステムの創出と研究開発を支えるテストベッド環境の構築・運用」
本講演では、去年10月にサービスを開始した「高信頼・高可塑B5G/IoTテストベッド」を挙げながら、Beyond 5G時代における高度かつ複雑なシステムに対して適切な実証評価を行うためのNICTの取組みを説明する。NICTが提供するテストベッドは、これまで有無線網等インフラが中心のネットワークレイヤであったが、デジタルツイン・ワイヤレスエミュレーションに対応するミドルウェアレイヤ、ビッグデータ分析・アプリケーション開発に対応するプラットフォームレイヤまで拡張する。さらに、利用形態に応じて適切にテストベッド機能も拡張される循環進化を旨としていることを具体例を挙げながら述べる。
ソーシャルイノベーションユニット 総合テストベッド研究開発推進センター 研究開発推進センター長
児島 史秀 氏
16:00-16:15 「超高密度IoTを実現する非同期パルス符号多重通信APCMA」
膨大な数のセンサーを使用した低コストのワイヤレス ネットワークの実現は、利用可能なワイヤレス帯域幅が限られているために妨げられてきました。 このプレゼンテーションでは、「Asynchronous Pulse Code Multiple Access (APCMA)」と呼ばれる新しい方式を紹介します。これにより、数万台のセンサーノードが同じ周波数帯域で数秒間隔でデータを送信できます。 相互の干渉を最小限に抑えるように設計されたスパース・パルス列を使用します。 実験では、チャープ・スペクトラム拡散 (CSS) によって変調されたパルスを使用して、920 MHz帯域で500台のノードで正しく動作することが示されています。 アプリケーションは、資産追跡から工場自動化まで多岐にわたります。
未来ICT研究所 脳情報通信融合研究センター 企画室
ペパー フェルディナンド 氏
16:15-16:30 「Beyond 5Gによって実現される2030年代の未来生活とそれを実現するアーキテクチャの考え方」
Beyond 5G は、2030年以降に利用が見込まれる次世代の情報通信ネットワークです。NICTでは、Beyond 5Gを利用することによって実現できる未来社会を考えながら研究開発の方針を決めていますが、本講演ではその未来社会の様子をビデオ等を交えて分かりやすく示します。また、技術的な観点では、Beyond 5G の多種多様な機能群を適材適所に組合せ、新しいサービスを創成するためアーキテクチャが必要となりますが、その考え方についても説明します。
Beyond5G研究開発推進ユニット Beyond5Gデザインイニシアティブ イニシアティブ長
石津 健太郎 氏