製造現場の無線のトラブルを解決しIoTでデジタル化を促進
複数の無線システムが共存する工場内での無線の利活用には、無線システム間の干渉による通信の不安定化や設備稼働への影響という大きな課題があります。フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)は、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現するSRF無線プラットフォームの規格策定と標準化および普及促進を通じ、製造現場のIoT化の進展に伴う新たな産業革命への期待に応えていきます。
小間番号 | W-15 |
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住所 | 〒1848795東京都小金井市貫井北町4-2-1国立研究開発法人情報通信研究機構 戦略的プログラムオフィス内 |
電話番号 | 0423277209 |
FAX | |
ホームページURL | https://www.ffp-a.org/jp-index.html |
企業動画URL |
製品・サービス
SRF無線プラットフォーム
SRF無線プラットフォームは製造現場の無線のトラブルを解決することができる無線システムのプラットフォームです。製造現場では無線システムの導入が始まっています。しかしながら、組み立て工程、検査工程などの工程毎に協調しない無線システムが独立に運用されているため、無線システム間での電波干渉により、無線が切れてしまう、データ伝送が遅れるなどの無線通信の不安定性の要因により、生産ラインに不具合が生じるという問題が起こり始めています。更に、製造現場には無線の専門家がいない場合が多く、原因の特定とその対策に時間とコストを要するため、無線システムの運用コストが無視できなくなっています。SRF無線プラットフォームを適用することにより、製造現場に混在する複数の無線システムを安定して利用することができるため、生産ラインのトラブルを大幅に削減することができます。また、無線システムのパラメータの自動調整、無線状態の測定・可視化機能によって、無線の専門家でなくても運用・管理ができるようになります。
SRF無線プラットフォーム技術仕様
FFPAは、製造現場での無線利用に対する期待の高まりを受け、より多くの製品に対してSRF無線プラットフォームの適用を検討していただくため、SRF無線プラットフォームの技術仕様を一般公開しています。技術仕様では、SRF無線プラットフォームのリファレンスアーキテクチャ、機能、機能ブロック間のメッセージ・パラメータ、代表的なシーケンスダイアグラム、データフレームを規定しています。技術仕様は、FFPAのウェブサイト( https://www.ffp-a.org/document/jp-index.html )から無料でダウンロードすることができます。
SRF無線プラットフォーム通信規格準拠製品
FFPAは、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させるSRF無線プラットフォームの通信規格に準拠する製品を認定する認証プログラムを実施しています。指定のテストサイトが行った適合性試験、相互接続性試験の結果をもとに、SRF無線プラットフォーム通信規格の技術仕様Ver.1.1に準拠した製品を認定します。現時点における認定製品は、Field Manager、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorの4種15製品です。詳細については、FFPAのウェブサイト( https://www.ffp-a.org/certification/c_products.html )をご覧ください。