2024年5月30日 (木) 15:00 ~ 15:20A2-5WJWTPセミナー会場 A

ローカル5G フィールドにおける準同期TDD/アップリンク速度試験

弊社では2023年よりO-RANに準拠した「Sub6帯コンパクト型ローカル5Gプラットフォーム」を販売し、お客様の環境下でローカル5Gの実証実験を進めています。
5Gテクノロジーを用いたローカル5Gに期待されるポイントのひとつとしてアップリンクの速度が挙げられます。キャリア5Gと比べてアップリンクのスロットが多い準同期TDD1はローカル5Gで既に運用されていますが、特定のユースケースではアップリンクの更なる高速化のニーズが高まることが予想されます。このため、既に制度化されている準同期TDD1に加え、アップリンクのスロット構成比を更に上げて高速化する準同期の追加パターン(準同期TDD2,準同期TDD3)も検討されています。
弊社のローカル5G実験試験局免許においても昨年、準同期TDD2および準同期TDD3を追加する変更申請を行ない許可されました。このセッションでは北海道雨竜郡沼田町に所在する弊社の北海道開発テストセンターで行なった準同期TDD3を用いたフィールド試験の結果を示し、その効果についてお伝えします。また、弊社製品の低遅延・レート制御対応4Kビデオエンコーダ/デコーダを用いて4K映像をローカル5Gで伝送した実際の映像も交えながら、弊社の取り組みをご紹介いたします。

ハイテクインター株式会社
ローカル5G開発部
水野 光太郎 氏