株式会社構造計画研究所
WJWTP アポイント受付中 オンライン商談可

『“つながる”をエンジニアリングする』をテーマに、情報通信分野において、電磁界・電波伝搬・信号処理・ネットワーク技術を基にシミュレータ販売や開発・コンサルティングを提供しています。

当社は研究開発から運用上の課題まで情報通信分野の様々な場面で研究促進や問題解決のエンジニアリングを提供しています。出展テーマは以下です。下部の製品・サービスも是非ご覧ください。
-6G時代の研究開発を加速するソリューション
-無線通信技術開発を加速するソリューション
-現場の無線通信の"つながらない"を勘と経験に頼らず解決デジタルツインで解決

キャリアネットワーク(5G、LTEなど)プライベートネットワーク(ローカル5G、Wi-Fiなど)その他の広域無線ネットワーク関連通信事業者向け製品・ソリューション最新技術動向(Beyond 5G/6Gなど)
住所 東京都中野区本町4丁目38番13号 日本ホルスタイン会館内
電話番号
FAX
ホームページURL https://network2.kke.co.jp/
企業動画URL

セミナー

2025年5月28日 (水) 13:40 ~ 14:00B1-4WJWTPセミナー会場 B

オープンソース5G基地局「OAIBOX」で加速する次世代移動体通信の研究開発

 2025年現在、5Gの導入が進む一方で、2030年代の6G時代に向けた次世代通信技術の研究開発が世界中で活発化しています。移動体通信技術は高度化・多機能化・複雑化が進み、もはや一国・一社のみで通信インフラを構築・維持する時代ではありません。こうした状況を背景に、オープンソースによる技術革新と市場活性化が強く求められるようになってきました。
 その中心的存在が、5G標準仕様をフルスタックで実装したオープンソースソフトウェア「OpenAirInterface(OAI)」です。OAIは、無償で入手可能・自由な改変・商用利用可能という柔軟なライセンス形態を特徴とし、研究開発・実証実験から商用化検討に至るまで、幅広い活用が進んでいます。一方で、OAIを安定して動作させ、高い通信性能を発揮するには、ソフトウェア・CPU・OS・各種デバイスの最適な組み合わせと、膨大な設定・チューニングノウハウが必要とされるのも事実です。
 この課題を解決するのが、実験・研究用オープンソース5G基地局のオールインパッケージ「OAIBOX」です。OAIBOXは、OAIをベースに、FR1(Sub-6)・FR2(ミリ波)・FR3(7-24GHz)の広帯域をカバーし、O-RAN準拠やAI活用といった次世代機能への拡張性を備えた研究開発プラットフォームです。誰でもすぐに使い始められる直感的なGUI、通信メトリクスの可視化、動作環境の最適化済みという特長により、教育・実験・研究からプロトタイピング、PoCまで幅広い用途で活用が進んでいます。
 今回の講演では、OAIBOXの最新ラインナップとそのユースケースを紹介するとともに、構造計画研究所が目指す次世代移動体通信開発の未来像についてご紹介します。

株式会社構造計画研究所
家 哲也 氏
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2025年5月28日 (水) 15:00 ~ 15:20B1-6WJWTPセミナー会場 B

産業現場DXにおける無線化の現状課題とデジタルツインによる解決方法

今日の多くの産業現場では、少子高齢化による労働人口の減少や価値観の変化を背景とした人手不足の解決策としてのDXの推進に注目が集まっています。

省人化や自動化を進めるにあたっては、現場情報のセンシングやデータ連携、ロボットを用いた自動制御などといった場面で、無線通信の導入が盛んになっています。

しかしながら、現場の無線化を進める中で「切れない無線通信環境」を構築・維持することの難しさが明らかになってきています。

この講演では、当社が様々な現場の無線化をご支援する中でわかってきた各産業現場での無線化の課題を整理した上で、切れない無線を実現するためのデジタルツイン技術の活用可能性と創出価値、将来展望について議論したいと思います。

株式会社構造計画研究所
情報通信営業部
矢代 恵一 氏
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2025年5月30日 (金) 15:20 ~ 15:40B3-3WJWTPセミナー会場 B

5Gデジタルツインプラットフォームの構築と実証 〜OpenAirInterfaceベースのリアルタイム無線エミュレーション〜

 先進的な無線通信システムの開発は、一般的に、研究・開発・実証といった段階を踏んで進められます。特に、実際の利用シナリオに基づいた実証実験によって、新たに開発されたシステムの性能を評価することは非常に重要です。しかし、実証実験の実施には、免許の取得、実機による検証にかかるコスト、既存システムとの干渉調整など、様々な課題が存在します。こうした課題を解決する手段として、実世界の複雑な電波伝搬特性を仮想空間上で高忠実度かつリアルタイムに再現する、エミュレーション技術を用いたデジタルツインによる評価が無線通信分野で注目を集めています。
 電波伝搬特性のモデリング手法には、確率論的手法と決定論的手法の2種類があります。特に、決定論的手法に分類されるレイトレース法による伝搬路推定は、3D建物モデルや地形データを活用することで、マルチパス伝搬を詳細に再現できる点が特徴です。さらに、Beyond 5Gや6Gでの活用が期待されているミリ波やサブテラヘルツといった高周波数帯では、伝搬路推定の環境依存性が高く、サイト固有の伝搬モデルの有効性がより高くなると考えられています。
 当社は、オープンソースソフトウェアであるOpenAirInterface(OAI)をベースとした5G基地局「OAIBOX」に、チャネルエミュレーション機能を拡張実装したプラットフォームを開発しました。このプラットフォームでは、無線信号にマルチパス伝搬特性をリアルタイムで重畳することが可能であり、特定のチャネル環境における5Gコア網および基地局からユーザ端末までのエンドツーエンド通信をリアルタイムで評価することができます。さらに、本プラットフォームはオープンソース実装であるため、無線アクセス網のプロトコルやコア網の機能を柔軟に変更しながら、同一チャネル条件下での比較評価を行うことも可能です。
 本講演では、このプラットフォームのアーキテクチャの概要に加えて、実際に本環境を用いて行った5G無線通信のエミュレーション事例や、その評価結果についてもご紹介します。

株式会社構造計画研究所
髙谷 翔平 氏
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製品・サービス

6G時代の研究開発を加速するソリューション

●5G検証ソリューション
 ■OpenAirInterfaceを搭載した5Gの実験用基地局「OAIBOX」
  3GPP&O-RAN準拠のテストベッドを容易に構築できるオールインワンパッケージの基地局です。直感的なGUI操作により設定変更やKPIの可視化が可能!OpenAirInterfaceのカスタイズや周辺機材の増強で更に強力な検証環境を構築できます。

●電波伝搬ソリューション
 従来から提供しているレイトレース法シミュレータ「Wireless InSite」に加えて、新たな取り組みを紹介します。
 ■AI x 電波伝搬シミュレーション
  点群、AI(機械学習)を用いて高速・高精度に電波伝搬シミュレーションを行う研究の成果を紹介します。

無線通信技術開発を加速するソリューション

●安心・安全・快適なモビリティの未来
  5G向け環境構築
  位置測位
  衝突防止レーダ
  Child Presence Detection(CPD)
●5Gの発展とB5G/6Gを実現する無線通信技術開発の加速
  衛星通信アンテナ設計
  5G検証環境
  ミリ波/Thz波電磁界・電波伝搬解析
  NTNの多層NW評価
●防衛分野における無線装備品の性能評価支援
  無線信号分類・予測(SDR)
  レーダーシミュレーション