2024年5月29日 (水) 11:00 ~ 13:00S1-1WJWTP特別講演会場

スペースICT推進フォーラムセッション~宇宙ビジネスの未来がわかる~

「宇宙開発利用の最近の状況と重要技術」
中須賀 真一 氏(スペースICT推進フォーラム 会長(東京大学 教授))
宇宙開発は官から民、台から小、少数から多数への大変革期にあり、官・民を顧客とする小型コンステレーションがビジネスの大きな潮流になりつつある。日本においても、宇宙開発の新しい流れに対応すべく、宇宙戦略基金・宇宙技術戦略・経済安全保障プログラムなどの施策が取られている。そのような最近の宇宙開発利用の状況とその中で要求されるDX、光通信をはじめとする重要技術にも触れる。

「Non-Terrestrial Networkの市場動向および端末評価」
山本 綾 氏(アンリツ)
モバイル通信のカバレッジ拡張や災害時などの非常時におけるネットワークの確保においてNon-Terrestrial Network (NTN) 技術の実用化が期待されており、3GPPによる標準化規格の策定やGCF/PTCRBでの端末認証が進められている。本講演では、NTNの市場動向と端末を評価/測定するための3GPP試験規格の動向、およびNTNに対応した移動体端末評価が可能なアンリツの測定器について説明・紹介する。

「NTNの地上局に適用可能なミリ波帯高利得アンテナについて」
服部 元磨 氏(マイクロウェーブファクトリー)
次世代無線通信システムのBeyond 5G/6Gでは、地上、海上、空中、僻地、宇宙などへの通信エリア拡張が期待されており、非地上系ネットワーク(NTN)の実現に向けた研究開発が活発になっている。NTNでは広帯域なミリ波帯を用いることで高速大容量・低遅延通信が実現可能だが、高い伝搬損失を補償する高利得アンテナが必要となる。そこで、高利得アンテナとして反射防止膜を用いたレンズアンテナについて紹介する。

「5G/Beyond 5G連携技術分科会の活動の紹介」
三浦 周 氏(スペースICT推進フォーラム 5G/Beyond 5G連携技術分科会 副主査(NICT))
スペースICT推進フォーラムの分科会のひとつである5G/Beyond 5G連携技術分科会の活動を紹介する。特に、非地上系ネットワーク(NTN)のニーズ・ユースケースの探索とリファレンスモデルの作成、NTNの有望なユースケースに関する分科会内での意見交換の状況、NTNの実証環境の構築に向けたライドシェア方式の提唱と具現化の推進状況等について紹介する。

「光通信技術分科会における取り組みと近況」
斉藤 嘉彦 氏(スペースICT推進フォーラム 事務局 光通信技術分科会担当(NICT))
スペースICT推進フォーラムの分科会のひとつである光通信技術分科会の取り組みの近況について紹介する。特に昨年度はNICTにおいて光地上局テストベッドの整備を行い、新たに2m光アンテナを備えた光地上局や小型光地上局、および可搬型光地上局を完成させた。さらにその利用に関する議論を分科会内にて行った。本講演ではその議論の内容についても紹介する。

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