2024年5月31日 (金) 15:00 ~ 15:20A3-5WJWTPセミナー会場 A

保全DXの必要性とセンシングシステムの現状

深刻な少子化問題による人手不足と人件費の高騰により、ロボットの導入とDXの流れが加速しています。国内GDPの2割を占める製造業にとって、DX化への取り組みは極めて重要です。その中で、設備の状態監視を効率的に行うためには、設備の状態を把握するためのツールとしてセンシングシステムが不可欠です。

原料生産などを行うプラントでは非常に厳しい環境下が多く耐久性の高いセンシング機器が必要となり、無線で通信を行うシステムには弱点となります。iAMOSセンシングシステムは雨、風や環境温度の変化に対応した設計と小型軽量で直感的に操作ができるシステムを両立させた製品です。

耐久性があり扱いやすい製品を開発できたのは、試作品テストの段階から実際のプラントでお客様の協力や助言を受けながら、苦労して鍛え上げてきたからです。パソコンや理論値では分からないことが現場で起こります。実際の現場でのテスト中でも作業員から操作性についてクレームを受け、そのフィードバックを活かしたトライアンドエラーを繰り返すことで製品を完成させました。

センシング技術は古くからありますが、現在のIoT技術を組み合わせたシステムとしての魅力と事例を交えながら解説します。


FIG株式会社
ビジネス連携室課長代理
奈須 健 氏
REALIZE㈱にて2015年産業用太陽光発電システム設計に携わる。2017年電動式バルブハンドラーを開発(2件の国内外特許取得)。2019年センシングシステム開発に携わり2021年親会社であるFIG㈱へ出向、同年に狭所超音波での特許取得。2024年FIGビジネス連携室に配属され現在に至る。

講演企業・団体

エイチ・シー・ネットワークス株式会社