2025年5月28日 (水) 14:10 ~ 18:00K1-5WJWTP基調講演会場
6G最前線:世界の動向と日本の戦略
XGモバイル推進フォーラム (XGMF) は、グローバルにおける6G技術開発の最前線を牽引します。基調講演では、世界の動向をリードする各国のリーダーを招き、6G実現に向けたグローバルな戦略や協調の可能性について、議論を交わします。 国内外での情報収集と共に、標準化活動の先導や国際連携の強化を目指し、6Gイベントや産学連携の推進を通じて技術の未来を拓きます。次世代通信の礎を築くための新たな一歩を共に踏み出しましょう。
14:10-14:20 開会挨拶
総務省 総合通信基盤局 電波部長 荻原 直彦 氏
14:20-14:40 6Gに向けたITU-R WP 5Dの活動状況と周波数の展望 ※オンライン
株式会社NTTドコモ、電波企画室、専任部長 新 博行 氏
14:40-15:00 2030年以降に6Gがもたらす価値について
ノキア Head of Architecture, Security and Automation Nokia Standards, Strategy & Technology シモーネ・レダーナ 氏
15:00-15:20 6G-IA活動からのレポート
Chairman of the governing Board6G-IA コリン・ウィルコック 氏
15:20-15:40 ヨーロッパにおける6G:基礎研究から標準化まで
エリクソン Chairman of 6G-IA Vision Working Group パトリック・ルゲランド 氏
15:40-16:00 6Gへの道のり:NextG Allianceの概要
キーサイト・テクノロジー Chief Technologist, 6G/Keysight Technologies バラジ・ラゴサマン 氏
≪休憩≫
16:10-16:30 6Gの未来を切り拓く:次世代に向けた衛星通信およびNTNの革新技術
中華電信(TAICSメンバー) 電信研究院 プロジェクトマネージャー チャールズ・リュウ 氏
16:30-16:50 クアルコムからみた6Gの国際動向と戦略
クアルコム標準化担当部長 北添 正人 氏
16:50-17:10 XGMFの6G活動状況と今後の展望
XGMF代表 東京大学教授 中尾 彰宏 氏
17:10~18:00 パネルディスカッション
モデレータ:中村武宏 XGMF 6G推進リーダー/NTTドコモ
コメンテータ:城田雅一 XGMF 6G推進サブリーダー/クアルコム
パネリスト :新博行(オンライン)、 シモーネ・レダーナ、コリン・ウィルコック、 パトリック・ルゲランド、バラジ・ラゴサマン、 チャールズ・リュウ、 北添正人、中尾彰宏

基調講演モデレータ
XGMF 6G推進プロジェクトリーダー中村 武宏 氏
中村武宏氏は、モバイル通信分野の国際標準化を長年にわたり牽引してきた第一人者であり、現在はXGモバイル推進フォーラム(XGMF)の6G推進プロジェクトリーダーとして、日本の6G戦略策定や国際連携の強化に尽力している。
豊富な国際会議での経験と幅広いネットワークを活かし、世界と日本をつなぐ架け橋として活躍中。
株式会社NTTドコモ CSO(Chief Standardization Officer)。
豊富な国際会議での経験と幅広いネットワークを活かし、世界と日本をつなぐ架け橋として活躍中。
株式会社NTTドコモ CSO(Chief Standardization Officer)。

キーサイト・テクノロジー株式会社
6G/Keysight TechnologiesChief Technologistバラジ ラゴサマン 氏
バラジ・ラゴサマン氏は、キーサイトの 6G Chief Technologistとして、同社の 6G 技術戦略・ロードマップ策定を主導し、RAN、PHY プロトコル、エクストリーム MIMO、AI/ML、センシングなどの分野で業界・学術機関との連携や概念実証を推進している。また、AI-RAN Alliance の主要代表として試験手法タスクグループを率い、FCC 技術諮問委員会や O-RAN、NextG Alliance にも積極的に関与。キーサイト AI Lab(米国サンタクララ)の構想・運営にも携わっています。以前はコムスコープのエンジニアリング・フェローを務め、テキサス・インスツルメンツ、ノキア・リサーチ、インターデジタルなどで無線通信 R&D に従事。テキサス大学ダラス校で通信信号処理の博士号を取得し、65 件以上の特許と 30 件以上の論文を発表している。

株式会社NTTドコモ
ITU-R Study Group 5 WP5D 議長新 博行 氏
本講演では、ITU-R Working Party 5Dにおける、次世代の移動通信システムであるIMT-2030(いわゆる6G)に関する標準化活動について説明します。具体的には、IMT-2030の無線インターフェース候補技術の提案の受付に向けて、WP 5Dが行っている作業の詳細を説明します。さらに、6Gの周波数の展望として、各国の状況や2027年に開催される次回のITU世界無線通信会議(WRC)に向けた準備状況を踏まえて、説明を行います。