2026年5月27日 (水) 11:30 ~ 12:10K1-2WJWTP基調講演会場

テラヘルツ無線と既存システムの「共進化」

2030年頃の実用化を目指す次世代移動通信規格「6G」は、単なる通信の高速化を超える役割を果たします。
物理世界とサイバー世界を高度に融合させるサイバー・フィジカル・システム(CPS)とテラヘルツ(THz)無線に焦点を当て、既存の情報通信システムとの「共進化」を軸とした指針を提示します。
6Gは既存技術の置き換えではなく、AIネイティブな環境下で既存NWと新技術が互いに高め合う「共進化」のモデルであると定義します。さらに人間中心の設計指針では、デバイス中心から、既存の生活空間に溶け込み、人間の可能性を解放する「人間中心(ヒューマン・セントリック)」の視点へのシフトを述べます。
技術面では、重点的に開発が行われている周波数帯、波形設計、小型アンテナ技術の進展、電波伝搬、デバイスの発熱等にも触れます。最後に、ITU-R、3GPP、IEEE802の国際標準化動向を踏まえ、既存システムとTHz技術がシームレスに融和した次世代社会基盤の展望を総括します。
国立研究開発法人情報通信研究機構
Beyond Connectivity研究開発推進ユニットユニット長
寳迫 巌 氏
現在、情報通信研究機構(NICT)Beyond Connectivity研究開発推進ユニットのユニット長。1993年に東京大学で相関理化学の博士号(理学)を取得後、日本鋼管株式会社を経てNICTに入所後、ワイヤレスネットワーク研究センター長や未来ICT研究所長などを歴任。専門はテラヘルツ技術、オプトエレクトロニクス、先端ICTデバイス。テラヘルツ無線通信の標準化にも深く関わり、現在はIEEE 802.15 SC-THzの副議長を務めている。Beyond 5G/6Gの研究開発では、NICT白書の編集・発行を主導するほか、国際連携の推進にも取り組んでいる。また、東京大学・大阪大学・東京農工大学で客員教授も務めてる。前島賞や産学官連携功労者賞などの受賞歴があり、IEEE、JSIR、IEICE、JSAP、日本物理学会にも所属。

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国立研究開発法人情報通信研究機構

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