2026年5月27日 (水) 13:30 ~ 14:10S1-2WJWTP特別講演会場
アイデアを最短で実現する、AIネイティブ時代の無線通信システム開発環境 -モデルベースデザイン x 生成AIで実現する、次世代エンジニアリングワークフロー-
Beyond 5G/6Gに代表される次世代通信システムや衛星コンステレーションを基盤とした衛星通信/NTNなど、様々な通信技術において高度化・複雑化が進んでおり、AIを含む新しい技術への対応やそれに伴う開発工数の増大など、開発現場では多くの課題が顕在化しています。また、生成AIの登場によって大幅な開発効率化への期待が高まっている一方、開発への適用においては信頼性の担保など多くの課題を抱えており、開発のワークフローの中に生成AIをどう組み込むのかを検討する必要があります。
モデルベースデザインは複雑なシステムの開発を効率化できる開発手法として、航空や自動車業界など複雑かつ高度な信頼性が求められるシステム開発で広く採用されています。MATLAB・Simulinkはこのモデルベースデザインを実現するための開発環境として進化を続けており、近年は高度な無線通信システム、特にAIを含む無線通信システムの開発環境として機能強化を行ってきましたが、昨年末にModel Context Protocol(MCP)クライアントをリリースし、エージェント型のAIアプリとの接続も可能となりました。本講演ではこのMCPの活用を含め、以下の内容を中心に、生成AI x モデルベースデザインによる無線通信システム開発の利点についてご紹介します。
・無線通信システム開発におけるモデルベースデザイン概要
・アンテナからPHY信号処理まで、システム全体のモデリングと組み込み実装
・生成AI x MBDによる次世代無線通信システム開発
・Beyond5G/6G・衛星通信向け最新ソリューション
MathWorks Japan
アプリケーションエンジニアリング部部長大塚 慶太郎 氏
2002年国内電機大手メーカーに入社し、基地局や端末、衛星携帯システムなど様々な無線通信システムの開発に従事。アルゴリズム開発から組み込み実装まで開発のフロー全体を経験後、2013年にMathWorks Japanに入社。アプリケーションエンジニアとして信号処理・画像処理やコンピュータービジョン・AIといった技術領域を担当した後、現在は通信・電気・半導体業界担当マネージャとして当該領域でのモデルベースデザイン適用を推進。