2024年5月30日 (木) 10:30 ~ 11:10K2-1WJWTP基調講演会場
空・宇宙のワイヤレス未来予想図 ~世界、そして日本のNTN R&D動向~
現在、Beyond 5Gや6Gにおける情報通信技術の研究開発が進展している中で、非地上系ネットワーク(NTN)と呼ばれる移動体との通信の展開が注目されています。高高度プラットフォーム局(HAPS)やマルチオービットの衛星を用いた無線通信が高度化・活発化しており、地上とNTNをシームレスにつなぐ高度な情報通信ネットワークの実現が期待されています。5Gでは、高速大容量・超高信頼低遅延・超大量端末という3つの特徴がありますが、さらに将来的には空間的なネットワークのグローバルな拡張が必要とされ、NTNとの通信の高度化が重要になると考えられます。本講演では、Beyond 5G/6G時代における空・宇宙のワイヤレス通信技術の最新動向と将来像について紹介します。
国立研究開発法人情報通信研究機構
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター研究センター長豊嶋 守生 氏
1994年4月、郵政省通信総合研究所(現、情報通信研究機構(NICT))へ入所。技術試験衛星VI型(ETS-VI)を用いた地上-衛星間の光通信実験に従事。
1999年7月、宇宙開発事業団(現、宇宙航空研究開発機構(JAXA))に出向し、光衛星間通信実験衛星(OICETS)の開発に従事。
2003年12月、通信総合研究所に戻り、OICETSとの低軌道衛星―地上間のレーザー通信実験に従事。
2004年10月-2005年10月、ウイーン工科大学客員研究員。
2011年4月 -2021年3月、宇宙通信研究室長。
2015年6月、小型光トランスポンダ(SOTA)を用いた世界初の50kg級小型衛星―地上間のレーザー通信実験及び量子通信基礎実験を成功裏に実施。
2021年4月 -、現在、ネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センター長。博士(工学)。
1999年7月、宇宙開発事業団(現、宇宙航空研究開発機構(JAXA))に出向し、光衛星間通信実験衛星(OICETS)の開発に従事。
2003年12月、通信総合研究所に戻り、OICETSとの低軌道衛星―地上間のレーザー通信実験に従事。
2004年10月-2005年10月、ウイーン工科大学客員研究員。
2011年4月 -2021年3月、宇宙通信研究室長。
2015年6月、小型光トランスポンダ(SOTA)を用いた世界初の50kg級小型衛星―地上間のレーザー通信実験及び量子通信基礎実験を成功裏に実施。
2021年4月 -、現在、ネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センター長。博士(工学)。