2025年5月29日 (木) 11:00 ~ 11:20B2-1WJWTPセミナー会場 B

液晶ベースのRISを用いた6G無線チャネルの設計:概念、実装、およびテスト

 メタマテリアルをベースとした再構成可能インテリジェントサーフェス(RIS)は、6G無線チャネルの重要な実現手段として注目されています。これらのサーフェスは電磁波を動的に操作し、反射角、ビーム成形、偏波の制御を可能にします。これは、従来の鏡面反射をはるかに超える能力です。
本プレゼンテーションでは、液晶ベースのRISをどのように設計、テストし、将来の無線ネットワークに統合できるかを探ります。まずRISの動作に関する基本的な概念を紹介し、その後、計測における主要性能指標(KPI)について詳しく説明します。無響室での3D信号スキャンや、EVMや指向性といった信号品質指標を含む、2つの異なるOTA(Over-The-Air)テストセットアップを紹介します。さらに、セルラーネットワークにおけるRISの展開についても考察し、マルチパス環境への影響と、カバレッジおよびチャネルサウンディング技術を用いたこれらの評価方法にフォーカスします。最後に、様々なRISプロトタイプから得られた実環境測定データを共有し、実用的な性能と試験に関する知見を示し、規制対象の6GシステムにおけるRISの適格性評価と認証の重要性を説明します。
株式会社ローデ・シュワルツ・ジャパン
Eichler Taro 氏

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